デイトナ Ref.6262
ケース素材: | ステンレススチール |
ブレス素材: | ステンレススチール |
ブレスタイプ: | オイスターブレス |
ベゼル: | タキメーターベゼル |
風防: | 強化プラスチック |
ケース径: | 37mm |
ケース厚: | 12mm |
重量: | 約130g |
防水: | 30m |
ムーブメント: | 手巻き |
キャリバー: | Cal.727 |
振動数: | 21,600振動 |
パワーリザーブ: | 約50時間 |
製造期間: | 1970年~1971年 |
1970年頃より登場したデイトナ第2世代となるRef.6262。
この2世代目は、僅か4年程で生産終了を迎えた短命なモデル。前作のRef.6239とは、ほとんどデザインの変更がなかったが、新たにムーブメントの変更が行われた事は有名である。
この2代目に搭載されているCal.727は、初代と同じバルジュー社製のクロノグラフ手巻きムーブメントCal.72をベースにロレックスが独自改良したものである。テンプのテンワ部分を小型化することにより、もともと毎秒5振動だった振動数を毎秒6振動(毎時21,600振動)まで上げ、精度を高めている。また、当時最新となる耐震装置のキフ・ウルトラフレックス機構を採用したことにより衝撃にも強い構造となった。
この手巻きクロノムーブ最高傑作との呼び声の高いCal.727は、手巻きデイトナが終了となる1988年まで大きな変更なく採用されていた事から、機能性・信頼性の高いムーブメントであった事が証されている。
外観に関しては、先にも述べたように初代デイトナと大きな違いはなく、ダイヤルカラーやデザインなど共通点が多い。ダイヤル上の『DAYTONA』表記は、記載のないモデルと12時間積算計の上に円を描くようにプリントされたモデルの2種類が存在している。
プッシャーも初代モデル同様の非ねじ込み式プッシャーとなり、決して防水性は高くはない。
1970年頃に入り、ねじ込み式プッシュボタンが開発された事から、この2世代目デイトナが短命に終わった背景にある。
また、Ref.6262・Ref.6264には、レアダイヤルとして『ポールニューマンダイヤル』(別名 エキゾチックダイヤル)が存在する。(ハリウッド俳優であり、レーサーでもあった故ポール・ニューマンが愛用したことから『ポールニューマンダイヤル』とも呼ばれる所以となっている。)通常のダイヤルと比べ、インダイヤルのアラビア数字は大きく、夜光塗料はインデックスの内側に塗布されている。また、外周サークル部分と、インダイヤルは、一段窪んだ状態となっており、ダイヤルメインカラーと反転したカラーリングとなっている特徴がある。数多くのモデルが存在するロレックスだが、『ポールニューマンダイヤル』はその中でも別格の珠玉アンティークモデルとして位置づけられている。
ブレスレットには、薄いメタルの板を包み込むような構造が特徴の巻きブレス(ブレスNo.7835 FFNo.271)が採用されていた。
プラスチックベゼル仕様のRef.6264と比べ、人気は劣るものの、耐久性に長けているステンレスベゼル仕様のRef.6262の評価は近年上昇している。また、生産期間が極めて短かった為、流通量も少なくコレクター垂涎モデルとしても有名である。
前モデル(Ref.6239)からの主な変更点
ムーブメント: | Cal.72B、Cal.722-1から、Cal.727へ変更となる。 |
Ref.6262発売後の主なマイナーチェンジ
生産初期 | リベットブレスから巻きブレスへと変わる。 |
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