デイデイト
ロレックスの最高峰モデルであるデイデイトは、1956年に誕生した。
当時のアメリカ大統領アイゼンハワー氏に送られた事をきっかけに、装着されるブレスレットは「プレジデントブレス」と呼ばれている。
ステンレスモデルが存在しないデイデイトは、プラチナ・ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの4つの素材のみが使用されるハイクラスモデルとなり、ロレックスユーザーの憧れのモデルとなっている。
また、12時位置にはデイデイトで最も特徴的な曜日表記が備わり、26ヶ国からなる言語が選択可能となっている。
さらにリューズの形状もプラチナモデルはドットが1つ その他モデルにはドットが2つとなり、デイデイトにしか存在しない特別な仕様となっている。
ロレックスの中でも特別なモデルとなっているデイデイトは、様々なバリエーションが存在するのも嬉しいポイントで、私たちの目を常に楽しませてくれるモデルとなっている。
型番一覧
現行モデル | 生産終了モデル | |
イエローゴールド
ホワイトゴールド
ピンクゴールド |
Ref.6511 Ref.6611 Ref.1803 Ref.1803/5 Ref.1803/8 Ref.1803/9 Ref.18038 Ref.18038A Ref.18039 Ref.18039A Ref.18206 Ref.18206A Ref.18366 Ref.18366A Ref.18346 Ref.18346A Ref.18238 Ref.18238A Ref.18239 Ref.18239A |
Ref.118235 Ref.118235A Ref.118235F Ref.118235FA Ref.118205 Ref.118205A Ref.118205F Ref.118205FA Ref.118206 Ref.118206A Ref.118346A Ref.118366 Ref.118366A Ref.118238 Ref.118238A Ref.118208 Ref.118208A Ref.118208NR Ref.118239 Ref.118239A Ref.118239NG Ref.1182392BR Ref.118209 Ref.118209A Ref.118209NG Ref.118135 など |
デイデイトの歴史
1956年 |
ファーストモデルのRef.6511、1957年にRef.6611が登場。 どちらのモデルも生産期間が約1年と短命で、市場流通が極端に少ない。 |
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1960年代 |
ビンテージデイデイトでは馴染みの深いCal.1555を搭載したRef.1803/5、Ref.1803/8、Ref.1803/9が登場。ドーム型のプラスチック風防で防水性能は50m。 |
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1970年代後半 |
Cal.3055を搭載したRef.18038、Ref.18039シリーズが登場。 このモデルからサファイアクリスタル風防を装備し防水性能は100mとなる。 日付と曜日が早送りできるクイックチェンジ機能が付き、現行モデルに近いデザイン・仕様であるが、「カマボコ型」と呼ばれる肉厚なケースが特徴である。 また、時期を同じくして短期間であるがクォーツ仕様のデイデイトが存在している。 |
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1980年代後半 |
Cal.3155を搭載したRef.18238、Ref.18239シリーズが登場。 肉厚なケースだった前作に比べケースが薄くスマートになり、ダイヤルバリエーションも豊富になった。 |
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1990年初頭 |
最高級素材のプラチナを用いたRef.18206シリーズが登場。 プラチナモデルだけに存在するアイスブルーダイヤルはデイデイトならではのダイヤルとして人気が高い。 |
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1990年代中頃 まで |
ブレスレットにホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドの3つの素材を使用した「トリドールブレス」が装着されたモデルも存在した。 |
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1990年代中頃 から |
ダイヤモンドと台座の形状が改良された「NEWダイヤ」が流通し始める。 また、1998年頃からは夜光塗料がトリチウムからルミノバへ変更された。 |
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2000年代 |
デイデイトRef.118238、Ref.118239、Ref.118235、Ref.118206シリーズが登場。 丸みを帯びたケースに加え、ラグ部分とブレスレットのサイドが鏡面仕上げとなり前作に比べ高級感が向上している。 また、2005年から「エバーローズゴールド」素材が登場。ローズゴールド素材に少量のプラチナを混合する事により、経年による退色を防いでくれる効果がある。 |
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※上記は基本的なRefナンバーであり、ダイヤルの素材・宝飾の有無によってRefナンバーが異なる。 |
デイデイトの系譜
Ref.6511 |
1956~1957年 Cal.1055 非常に短命で、僅か1年間の製造と言われている。 DAY-DATE表記が6時側に入り、バックケースも段がつかないタイプが装着される。 |
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Ref.6611 |
1957~1958年 Cal.1055B 初期の6511・6611両モデルには夜光塗料が無いように見えるが、実はダイヤルと インデックスの隙間に夜光塗料が隠れており、間接照明の様な光方をする、当時 としては大変手間の掛かった仕上げをしている。 また、同様にブレスレットタイプはプレジデントブレス・ジュビリーブレス・レザー ブレスの3タイプが存在する。 |
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Ref.1803/5 Ref.1803/8 Ref.1803/9 |
1960年代~1970年代後半 Cal.1555、Cal.1556 ビンテージデイデイトの中では見ることが多いRef.1803だが、前期・後期の2タイプが ある。前期型はCal.1555を搭載した5.5振動 後期型はCal.1556を搭載した5.5振動モデル となっている。 |
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Ref.18038 Ref.18039 |
1970年代後半~1980年代後半 Cal.3055 サファイアクリスタルが装着され、日付の早送りが可能となり、現在のデイデイトに近づいたモデル。 ケースに厚みがあり『カマボコ型』と呼ばれている。 |
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Ref.18238 Ref.18239 |
1980年代後半~2000年 Cal.3155 肉厚だったケースも薄くなり、よりスマートな印象に。 |
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Ref.118235 Ref.118238 Ref.118239 Ref.118206 |
2001年~2015年 Cal.3155 全体的に丸みを帯びたケースラインへ変更された。また、ラグ・ブレスサイドまで鏡面に磨き上げられることにより高級感のあるデザインに進化した。 |
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Ref.228235 Ref.228238 Ref.228239 Ref.228206 |
2015年~ Cal.3255 2008年に登場したケース径41mmのデイデイトII の後継機種として、新世代ムーブメントを搭載したデイデイト40が登場した。コンシールドアタッチメントシステムにより、プレジデントブレスとケースの接続部分はつなぎ目がなく、一体化された。 |
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Ref.128235 Ref.128238 Ref.128239 |
2019年~ Cal.3255 伝統の36mm径モデルの後継機種として、新世代ムーブメントを搭載したデイデイト36が登場した。Cal.3255はなんと14件もの特許を取得し、日差±2秒と公認クロノメーターの約2倍の精度を実現。また、コンシールドアタッチメントシステムにより、プレジデントブレスとケースの接続部分はつなぎ目がなく、一体化された。 |
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