オイスター パーペチュアル レディ
世界に名立たるロレックスの原点を現在に伝えるモデルがオイスター パーペチュアル。
ロレックス3大発明のうち「オイスターケース」と「パーペチュアル」の2つを搭載したオイスター パーペチュアルは防水・防塵ケースの自動巻き時計を意味 する。このモデルをベースとし、後にエクスプローラーやサブマリーナー、ミルガウスなどプロフェッショナル用モデルのリリースに繋がっていく。
型番一覧
現行モデル | 生産終了モデル | |||
Ref.176200 Ref.176210 Ref.176234 Ref.176234G |
Ref.76080 Ref.76030 Ref.79160 Ref.79190 Ref.79240 Ref.79163 Ref.67180 Ref.67183 Ref.69190 Ref.69193 |
Ref.6919 Ref.6917 Ref.6804 Ref.6724 Ref.6723 Ref.6721 Ref.6719 Ref.6718 Ref.6623 Ref.6619 Ref.6618 |
Ref.6525 Ref.6519 Ref.6517 Ref.6516 Ref.6509 Ref.6505 Ref.6504 Ref.6411 Ref.6410 |
Ref.6303 Ref.6285 Ref.6268 Ref.5004 Ref.5003 Ref.5002 Ref.3869 Ref.3486 Ref.3626 など |
オイスター パーペチュアルの歴史
1926年 |
ロレックス3大発明の1つ「オイスターケース」が開発される。 元々はオイスター・ウォッチカンパニーが開発した時計用防水ケースで、金属の塊を削りだし作成したもの。これにねじ込み式のリューズとスクリュー式の裏蓋を組み合わせた完全防水のケース。これにより世界初の防水時計を完成させ、スイスで特許を取得した。 |
1931年 |
ロレックス3大発明の1つ「パーペチュアル」が開発される。 ロレックスが開発した自動巻き機構のこと。ローターが360度回転する世界初の機構で、パーペチュアルは永久を意味する。 |
1933年 |
「パーペチュアル」の特許を取得。「オイスターケース」と組み合わせ、オイスターパーペチュアルが誕生する。裏蓋が泡(バブル)状に膨らんでいた為、 通称“バブルバック”と呼ばれるようになった。1950年代に入るとケース径を大きくし裏蓋の膨らみを抑えた「セミバブル」と呼ばれるものも登場。1955年頃まで20年間以上製造は続いた。文字盤と針のバリエーションが豊富なことから、現在ではコレクターからの人気が高い。 |
1947年 |
アメリカ空軍のチャック・イェーガーが『オイスターパーペチュアル』を着用して、人類初の音速飛行に成功する。 |
その後、1950年代に入りカレンダー機能付きの『オイスターパーペチュアルデイト』が誕生。発売当初は搭載されていなかったが、現在はロレックス3大発明の残り1つ「デイトジャスト機構」も装備されており、リーズナブルな価格設定ながらハイスペックな高性能モデルである。 |
オイスター パーペチュアルの系譜
通称“バブルバック” Ref.3869・5002・5003など |
製造期間:1933年~1950年頃 搭載ムーブメント:Cal.7-3/4 など ケースサイズ:22mm~24mm |
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通称“セミバブルバック” (国内の造語の可能性有) Ref.6525・6523・6516・6303・6285・6268など |
製造期間:1950年頃~1955年頃 搭載ムーブメント:Cal.1100・1160など ケースサイズ:22mm~24mm |
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1956年~ Ref.6919・6917・6804・6724・6723・6721・6719・6718 6623・6619・6618・6519・6517・6509・6505・6504・6411 6410・5004・3486 |
インデックスはバー、ローマ数字、アラビア数字の他、これら3種が組み合わさったユニークダイヤルと呼ばれるもの、ドット型やダイヤを埋め込んだものなど全種の把握が難しいほど。ダイヤルデザインもツートンやサイエンティフィック、海図をイメージしたテクニカルダイヤル、スモールセコンド付や24時間表記付、赤い秒針のものなどバリエーションは多彩。また、ケースやリューズ、ベゼルのデザインや素材の組み合わせも豊富で、ラグとケースを繋ぐ部分にフードを装着したフーデットモデルと呼ばれるものもあり、ポリッシュ仕様のベーシックなタイプの他、貝殻の様な形状をしたシェルフーデットが存在。フーデットモデルは個性的なデザインが好まれた北米・南米向けに開発されたが不評に終り生産本数が少なく、現在となって希少性が増している。特にシェルフルーデッドはバブルバックとの相性も良く、希少価値が高い。 20年以上製造が続いたバブルバックは自動巻き機構(ムーヴメント)の進化により、裏蓋の形状を大きく3つに分類される。 【1930年代 初期型】裏蓋の表面がフラット。ケース・ベゼル・裏蓋の3ピース構造。
【1940年代 中期型】ローターの改良により、裏蓋の外周が曲面になる。
【1940年代 後期型】ローターがさらに改良。裏蓋外周の曲面がさらに大きくなる。
【1950年代~1960年代】 |
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1980年代~ Ref.67180・67183・69190・69193など |
搭載ムーブメント:Cal.2130 この年代あたりから現行モデルに近い、アラビア数字の369やプリントローマダイヤルなどが定番化してくる。ダイヤルカラーは主に「ブラック」「シルバー」「ホワイト」「ピンク」「ブルー」が主流になっている。 ただ、この年代のモデルは極めて流通量が少ない。 |
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1999年~2006年 Ref.76080・76030・79190・79160など |
搭載ムーブメント:Cal.2230 先代モデルと見た目・ダイヤルカラーなども似ているが、このモデルからOYPPレディースの流通量が増大。 また、サファイアクリスタルへの王冠マークの透かし彫りが入ったのも、このモデルからとなる。 また、Ref.79160などのレディースOYPP・DATE(オイスターパーペチュアルデイト)はこのモデルまでの生産となり、生産終了後はモデル名を「デイトジャスト」(Ref.179160)に変更になった為、現行モデルではレディースのOYPP・DATEは存在が無い。 |
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2007年~現在 Ref.176200・176210・176234・176234G |
搭載ムーブメント:Cal.2231 ケースサイズが2ミリ大きくなりダイヤルバリエーション(11Pダイヤなど)も新たに追加された。また、ブレスのコマ中部分が無垢タイプになった点や、バックル・ケースの形状なども厚みを増すなど様々な改良がある。 また、このモデルからクロノメーター公認となった。 |
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